ついに評価額マイナスへ

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おはようございます。いくぱぱです。2020年3月、世界中を襲ったコロナショックによる株価の急落は、私の資産運用にも大きな影響を与えました。投資信託の積立投資を9年間続けてきましたが、ついに評価額がマイナスとなり、これまで経験したことのない心理的な転機を迎えました。

日課となった評価額チェック

積立投資は「ほったらかし運用」の代表例とよく言われますが、私は毎日、投資信託の評価額をチェックするのが習慣になっていました。投資信託の評価損益は、現在の価格(時価)と購入時の価格の差額で計算されます5。この数字を毎日確認することで、資産の増減をリアルタイムで感じることができる一方、日々の値動きに一喜一憂することも増えていました。

本来、長期投資においては短期的な値動きに振り回されないことが大切だと分かってはいるものの、現実を直視する意味で評価額のチェックを続けていました。しかし、これが思わぬ副作用を生んでいたのです。

お金への執着とその副作用

毎日評価額を確認することで、知らず知らずのうちにお金への執着心が強くなっていました。もともとお金そのものが好きなタイプなので、多少は仕方がないと思っていたのですが、ここ数日の急落で心身ともに疲弊してしまいました。

特に、評価額がプラスの間は「このまま下がってマイナスになったらどうしよう」という不安が常に頭をよぎります。損をしたくないという心理は本当に強烈で、資産が減ることへの恐怖心が日々募っていきました9。投資信託は元本保証の商品ではなく、市場環境によって基準価額が大きく変動します14。そのため、どんなに分散投資をしていても、相場の急変には抗えないと実感しました。

9年目で初めてのマイナス評価

そして昨日、9年間続けてきたドルコスト平均法による積立投資で、ついに評価額がマイナスになりました。これまでコツコツと積み立ててきた資産が、ついに元本割れです。さらに、軽い気持ちで始めた仮想通貨投資も半分ほどに減ってしまい、ダブルパンチを受けた格好です。

積立投資は、価格が下がったときに多くの口数を買えるというメリットがありますが7、それでも長期間積み立ててきた資産が目に見えて減るのはショックでした。投資信託の評価損益は、売却時の損益計算や課税額の基準にもなるため、マイナス評価は精神的に大きなプレッシャーとなります511

家計簿入力後の心の変化

今朝、いつものように評価額を家計簿に入力した後、ふと自分の心理に微妙な変化を感じました。それは「資産の残高を気にしなくなった」という感覚です。これまで評価額がプラスのときは「マイナスにならないか」と常に不安を抱えていましたが、一度マイナスを経験すると、不思議とその呪縛から解き放たれたような気がしたのです。

「損したくない」という強い執着が、実際に損を経験することで和らいだのかもしれません。資産運用においては、損失を避けることばかりに目を向けるのではなく、長期的な視点で資産形成を考えることが大切だと、改めて気づかされました。

コロナショックがもたらした意外な発見

今回のコロナショックは、世界経済だけでなく、個人の資産運用にも大きな試練を与えました。私自身も、これまで順調に増えていた資産が急激に減少し、精神的にも大きな揺さぶりを受けました。しかし、この経験を通じて「お金の呪縛から解き放たれる」という意外な発見がありました。

投資信託の基準価額や評価損益は、経済情勢や市場環境によって大きく変動します145。短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、自分がなぜ投資をしているのか、どんな目標を持っているのかを見つめ直す良い機会となりました。

また、評価額がマイナスになったことで、「これ以上悪くなることはないだろう」と、ある種の開き直りのような気持ちも芽生えました。もちろん、資産が減ることは嬉しいことではありませんが、過度にお金に執着することなく、心の余裕を持って資産運用に向き合うことができるようになったのは、コロナショックがもたらした数少ないポジティブな側面かもしれません。

今後に向けて

今後も積立投資は続けていくつもりです。短期的な評価損益に一喜一憂せず、長期的な資産形成を目指していきたいと思います。今回の経験を通じて、資産運用において最も大切なのは「心の余裕」だと実感しました。どんなに相場が荒れても、自分の投資方針を信じて、淡々と積み立てを続けていきたいと思います。

最後に、これから投資を始める方や、同じように評価額がマイナスになってしまった方へ。「損をしたくない」という気持ちは誰しも持つものですが、時にはその呪縛から解き放たれることで、より健全な投資スタンスを持つことができるかもしれません。焦らず、長い目で資産運用を続けていきましょう。

Citations:

  1. https://www.nam.co.jp/seminar/rescue/operation/1207353_4925.html
  2. https://www.smbc.co.jp/kojin/money-viva/toushin-try/0004/
  3. https://apl.wealthadvisor.jp/webasp/tools/tamashin/fundnews/detail.html?yyyy=2024&mmdd=0805&id=19740
  4. https://money-bu-jpx.com/news/article007436/
  5. https://finance.recruit.co.jp/money/nisa/z09/
  6. https://www.hatagoya.co.jp/hatagoya-diary/diary-archive/
  7. https://www.nikkoam.com/20lab/learn/golden-rule/golden-rule-column-012
  8. https://mushanavi.com/author/toyako/blog2/201112/article_6.html
  9. https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=69897?site=nli
  10. https://nichigopress.jp/wp-content/uploads/2021/12/nat2004.pdf
  11. https://support.matsui.co.jp/faq/show/6450?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=537&faq_id=508&page=2&return_path=%2Fcategory%2Fsearch%3Faction%3Dajax_see_more%26faq_id%3D386%26keyword%3D%25E6%2589%258B%25E6%2595%25B0%25E6%2596%2599%26page%3D41%26site_domain%3Dfaq%26site_id%3D2%26sort%3Dsort_new%26sort_order%3Ddesc%26type%3Dsearch&site_domain=faq&site_id=2&sort=sort_new&sort_order=desc&type=search
  12. http://k-nishimura-office.la.coocan.jp/blog1.html
  13. https://www.tv-asahi.co.jp/reading/logirl/category/focus-on/

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